読譜力やソルフェージュ力、調性やスケールの理解、表現力など、到達度を確かめながら、一歩一歩着実に力を蓄えていくレッスンを、常に心がけています。大人のレッスンも心がけは同じですけれども…。私が提供できる知識やアイデアも、変化を重ねながら増えているのか、音楽を教えることの手応えを年々強く実感できるようになっています。昨日より今日、そして今が一番充実していると感じられ、すがすがしい気持ちで仕事に取り組める今日この頃です。

本年は、子供たちを中心にしたピアノ発表会を７月に、来年の秋には隔年で開催している大人中心のハモンドオルガンの発表会「Nostalgic Sounds」（６回目）を予定しており、少しずつ準備を進めています。「弾く」「聴く」「感じる」「作る」「学ぶ」「発表する」…音楽、音楽教育には様々な要素、そして喜びもたっぷり詰まっています。お子さん方がバランスのよい音楽力を身につけ、一生音楽を楽しめる、素敵な大人に育ってほしいなと切に願いながら、日々のレッスンに取り組んでおります。

2015年2月　山口綾規